都内某レジデンス
都内高層ビルの上層階にあるレジデンスのインテリアをRENSが担当。
間取り形状について、平面のかたちや柱の位置に秩序がなく、区画の構成を整理し、住まう人々の居場所を作り出しながらライフスタイルに寄り添った空間を計画した。
リビングダイニングは、日本建築や着物に古くから使用されてきた網代で天井中央を覆うことで空間に一体感を生み出した。
リビングとダイニングのスペースそれぞれには、中央に軸線を設け家具や絨毯を配置することで、それぞれのエリアに纏まりをつくり家族が集える空間を形成。
仕上げに取り入れた、古くから建物の設えに用いられてきた漆や、経年変化によって生まれる鉄錆は、使い込むごとに深みを増す。
寝室の壁面には、HOSOOによる西陣織を施し、その緻密な織りの表情により、日本の伝統文化を肌で感じられる。
年月と共に深みを増す素材を活かし、住まう人々にとって心地よく、長く愛され続ける住まいを目指した。
ディレクション | 乃村工藝社RENS 松浦 竜太郎 |
デザイン・設計 | 乃村工藝社RENS 石澤拓郎、山川淳、堀慶子 |
撮影 | 藤井浩司 |
ディレクション |
乃村工藝社RENS 松浦 竜太郎 |
デザイン・設計 |
乃村工藝社RENS 石澤拓郎、山川淳、堀慶子 |
撮影 |
藤井浩司 |